河北潟の将来を考えるシンポジウムを開催します

 河北潟湖沼研究所では、私たちの地域の大切な共有財産である河北潟と干拓地のよりよい未来を、多くの方々と考える事業をおこなっています。その一環としてワークショップ形式のシンポジウムを開催いたします。

日 時 平成15年2月22日〔土〕午前10時
場 所 内灘町町民ホール〔内灘町役場〕
参加費 一般1000円 学生500円(お弁当と河北潟のお土産付です)

プログラム

 9:30 受付開始
10:00 開会
10:30 趣旨説明
10:45 ワークショップ
12:00 昼食
12:45 ミニコンサート
13:00 全体会(分科会発表)
14:00 閉会

テーマ

ワークショップ1.残存水面の水質浄化
 現在湖沼研究所の有志により、河北潟の将来の姿をコンピュータを使って予測する準備を進めています。河北潟は干拓と同時に水門で海と隔てられ、海水が潟に流れ込むことがなくなりました。水門を閉ざしたことが潟の汚れが進む一つの原因とも考えられています。コンピュータを使った予測は非常に有用なものですが、反面限界も多々あります。これらについて考えます。その他、汽水化の可能性、水辺の自然化、自然再生、水質浄化など

ワークショップ2.干拓地農業の繁栄
 河北潟干拓地はさまざまな問題を抱えながらも、多くの可能性を秘めています。多くの方々のアイデアが求められます。農業の活性化、構造改革特区、地産地消、食の安全と農業など

ワークショップ3.真に豊かな社会とは−持続・循環・発展する地域づくり−
 高度経済成長時代に国策として実施された大規模干拓事業は、河北潟の地域社会へ多大な影響を与えました。かつての豊かな汽水湖環境は失われ、地域の自然と風土へさまざまな傷跡を残しました。一方成果であるはずの干拓地農地は、現在でもまだ十分には活用されていません。干拓事業から40年を経た今、これまでの河北潟地域の開発のあり方を見直し、新しい地域の発展方向を展望することが必要です。
シンポジウム3では、河北潟地域における真に豊かな地域社会をつくるためにはなにが必要なのかを、持続・循環・発展をキーワードとして、みなさまとともに考えたいと思います。

参加ご希望の方は、河北潟湖沼研究所本部(TEL/FAX 076-286-0433 メールアドレスSNA21395@nifty.com)まで。

ポスター