各地の人々が河北潟を環境視察
  
−全国ボランティアフェスティバルいしかわ、テーマ別の集い−

 石川県内を会場に開催された全国ボランティアフェスティバルの一環として、10月12日に、バスツアー型の体験学習が河北潟を会場におこなわれ、全国の環境に関心を持つ人々が河北潟の現状や環境保全の取り組みを視察しました。
 「ふるさと・環境の感じ方、実践教室〜見て、感じて、考える、環境ボランティア〜」と銘打たれたこのイベントは、いしかわ環境パートナーシップ県民会議の主催でおこなわれ、全国及び、遠くブラジルから57名の参加をいただきました。講師として、金沢市環境保全課の仙石正美さんと当研究所の高橋久理事が参加し、干拓地の金沢市河北潟水質浄化施設、潟端のアサザビオトープ、こなん水辺公園を視察しました。バスの中では、河北潟の成り立ちや歴史、現状についての説明がおこなわれました。
 このイベントの他にも、10月9日には、小松市の符津小学校の5年生が、こなん水辺公園とその周辺で環境学習をおこなうなど、河北潟には多くの人たちが、環境をキーワードに訪れるようになっています。河北潟湖沼研究所としても、できるだけ講師の派遣などのお手伝いをしておりますが、今後、河北潟の現状や環境問題を学ぶことができるゲストハウスの整備やボランティアガイドの養成などが望まれます。

ヨシを使った浄化施設の説明をする金沢市職員の仙石さんと参加者のみなさん

(配信日2003年10月29日)