水路が何となく生き返ったよう 〜舟入川保全プロジェクト実施状況〜

   20069月30日と10月28日に、『自然豊かな水辺を残そう〜舟入川の保全プロジェクト〜』が実施されました。各回とも十数名の参加で、金沢市木越地区の馬渡川において、旺盛な繁殖力で、河北潟で分布を拡大している外来植物のチクゴスズメノヒエの除去と川の清掃をおこないました。
 馬渡川は、かつて河北潟にたくさん見られた舟入川の名残です。もともと河北潟の周りには水路がたくさん流れ、舟が行き来していました。おもな交通手段として舟が使われていたのです。現在、多くの水路は改修が進んでいますが、馬渡川は土堀のまま残されている区間があり、かつての面影を残す貴重な水路です。しかし現状は、手入れが不十分で、水質や景観に問題があります。
 この川をよみがえらせるために、今回の活動がおこなわれています。これまでに馬渡川のひとつの支川のチクゴスズメノヒエの群落を除去しましたが、水の流れが良くなり、また水が適当にかき混ぜられて活性化したのか、何となく水質が良くなったようです。適度に人の手が加わることにより、死んでいた川がよみがえったように見えました。重機で除去した時には感じられない、何かがあるようです。

【次回 実施日】 2006年11月25日(土) 9:00〜15:00
【集 合 場 所】 こなん水辺公園(金沢市東蚊爪)
【集 合 時 間】 午前9:00
【内     容】 集合後におもな活動地点に行き、草取りや泥上げ作業をおこないます。作業前と後に水質調査を実施。
【参 加 方 法】 作業に参加される方は登録が必要となります。お手数ですが下記の連絡先までお申し込みください。

  <問合わせ・連絡先> NPO法人河北潟湖沼研究所 E-mail kahoku_lake@hotmail.com               

 

実施場所:yahooの地図へのリンク

 

(配信日:2006年11月21日)