ミサゴ調査継続中
  
−2004年度第2回調査を実施−

 今年も河北潟周辺のミサゴ調査を継続しています。5月22日には2004年度の2回目の調査がおこなわれました。この調査は、河北潟を主な餌場としていると思われるミサゴの営巣状況を、毎年継続的にモニタリングしているものです。年に3回の調査(営巣開始−抱卵期、育雛期前期、育雛期後期)を実施ししています。今回は、既に今年、営巣および抱卵が確認されている巣において、雛の生育状況を確認することが目的でした。
 半日の確認で、8巣で雛の生育が確認されました。調査は5月23日にも引き続き実施する予定です。今回は、河北潟湖沼研究所生物委員会のメンバーの他に「森の都愛鳥会」の方々も参加しました。今後協力しながら、ミサゴの生息状況を見守っていきたいと考えています。

 
熱心にミサゴの巣を観察する参加者。見通しの良い林道から、高性能のスコープで遠くの巣を観察します。   デジスコ(望遠鏡にデジカメを装着した特殊な撮影装置)で撮影したミサゴの巣。2羽の親鳥が見える。
     
 
ミサゴだけでなく、野草にも関心が移ります。   観察地点で確認されたネジキの花序。

 (配信日:2004年5月22日)