第28回河北潟自然観察会が2月2日に開催されました

 雪の降る寒い日がつづいていましたが、観察会当日は天候に恵まれ比較的暖かい一日となりました。今回は野鳥観察をメインに潟湖の南側をみてまわりました。久しぶりの好天で動物たちも活発に動いていたのでしょうか、31種類もの野鳥が確認され、タヌキの交尾がみられるなどたくさんの生きものを観察することができました。また今回の観察会でもクロヅルをみることができました。クロヅルは競馬場西側の河口付近を観察しているときに、偶然にもコハクチョウの群れに混じって上空を通過していきました。青空をゆったりと羽ばたくコハクチョウとクロヅル、いいタイミングでしたがカメラを用意していなかったので残念でした。

 
潟湖や大野川のひろい水域を、望遠鏡や双眼鏡をつかって自然観察。13人の目によって、さまざまなところに目が行きとどきます。   競馬場西側の河口付近。ここにはヨシやハンノキ、ヤナギが自生し、河北潟でも数少ない自然の水辺空間がひろがっています。度々チュウヒやミサゴが餌を探すように飛翔し、枯れたヨシ原ではオオジュリンが盛んに動いていました。
     
 
野鳥観察舎から北側にひろがる草地にタヌキが歩いているのを発見!しばらくするともう1匹、もう2匹と確認され、交尾もみられました。観察舎の付近ではタヌキの足跡がたくさん残されていました。   野鳥観察舎から、湖面より手前にひろがる草地でタシギが1羽みつかりました。泥地で餌をとっているようでした。タシギから数メートル離れたところでは、あまり見ることのないクイナが確認されました。