加賀市鴨池と冬期湛水水田を視察 −河北潟自然再生協議会−

 河北潟湖沼研究所も参加する河北潟自然再生協議会による加賀市鴨池の冬期湛水水田の視察が、さる2月2日におこなわれました。
 今回の視察には、地域の農家を含む17名が参加しました。鴨池観察館を訪れた一行は、まず望遠鏡でヒシクイやマガンなどの水鳥、オジロワシなどを観察しました。
 鴨池チーフレンジャーの田尻さんより、なぜ冬期湛水水田に取り組んでいるのか、鴨池の水鳥の現状を踏まえての解説をしていただきました。また冬期湛水水田の取り組みは、鳥だけでなく地域の人にとってもメリットのあるように考えられていることを教えていただきました。
 その後、冬期湛水水田に取り組まれている農家の山本さんに、実際に水を張っている水田に案内いただき、現地でお話を聞きました。
 河北潟自然再生協議会では、今後河北潟の周辺の農地で、冬期湛水水田の活動を広めていきたいと考えています。

 
鴨池観察館チーフレンジャーの田尻さんより、冬期湛水水田の取り組みついて詳しい話しを聞いた。鴨池では緻密な調査を実施しており、説得力のある取り組みになっている。   実際の冬期湛水水田を見せていただいた。農家同士で技術的なことまで突っ込んだ話し合いがおこなわれた。(右から2人目が冬期湛水水田に取り組んでいる山本さん)

 

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(配信日 2006年2月7日)