第10回自然観察会のご報告

 2月6日(日)の自然観察会は、主に津幡町漕艇場周辺で行いました。みんなで双眼鏡やフィールドスコープをのぞいて、東部承水路岸辺のヨシ帯にいるカモの仲間を観察しました。参加者の多くは、河北潟には思っていたよりも多くの種類のカモがいることをはじめて知ったようです。
 また参加した子供たちは、近くの水路でタモ網を使って水生生物をさがしました。冬でも水草のかげに網を入れると小さな魚やエビがとれることがわかり、子供たちは驚いていました。つかまえた魚やエビをペットボトルを切って作った容器に入れてみんなで観察しました。
 観察会を終えて参加者が帰ろうとしていたときのことです。東部承水路の低空を今までにない巨大な影がせん回した後に北に向かって飛び去る姿を発見して、歓声があがりました。この予想外の珍客はオジロワシでした。
 今回の観察会では、真冬の寒さの中でも河北潟には多くの生き物が生活していることを、みんなであらためて確認した気がします。

みんなで野鳥を観察

タモ網で捕まえた魚を調べました。

第11回自然観察会のお知らせ

次回第11回自然観察会は2000年4月2日午前9:00より行います。集合場所は河北潟干拓地一号支道にある「内灘町水質浄化実験施設」前です。干拓地の南西端に位置します。
 今回は植物の芽生えが多く観察できると思います。
 干拓地内にはハマダイコンの花が咲いています。
 西部承水路や中央排水路の水生昆虫も動き出しています。アズマヒキガエルの産卵が見られるかもしれません。
 なお今回は、観察会終了後12:00よりバーベキュウ大会をおこなう予定です。
 

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