地元小中学校の環境学習に協力
  −河北潟湖沼研究所の地域環境教育への取り組みの紹介−

 河北潟湖沼研究所では、地域の小中学校がおこなう環境学習の授業、自然観察会やビオトープづくりなどに積極的に協力しています。河北潟の歴史や自然、環境問題等に関しての講演などのほか、河北潟湖沼研究所の施設を開放しての校外学習など、地域の環境NPOとしての活動をおこなっています。小中学校の要請を受けておこなった最近の取り組みを紹介します。


七尾市徳田小学校5,6年生のビオトープ見学会(2000年5月19日)

 七尾市立徳田小学校の5,6年生がバス4台で、河北潟湖沼研究所のビオトープ実験施設を訪れました。4グループに分かれてもらい、ビオトープの説明のほか、河北潟の生物について、植物を使った水質浄化の取り組みについて説明をおこないました。

 
観察小屋からビオトープを観察   河北潟湖沼研究所の研究員から説明を聞く児童たち


野々市富陽小学校でのビオトープづくりの取り組みへの協力(2000年6月3日)

 石川県石川農林事務所は富陽小学校と協力して、小学校の校庭に隣接してつくられている水辺公園をビオトープに改造する取り組みをおこなっています。河北潟湖沼研究所の高橋久研究員はこのビオトープづくりにあたって、設計や植栽についてのアドバイスをおこなっています。6月3日には子供たちが水草の植栽をおこないました。

 
みんなで水草の植栽をおこなった   植栽が終了し、水を導入するところをみんなで見守る


津幡町津幡中学校のビオトープ校外学習を応援(2000年6月30日)

 6月30日には津幡中学校1年生70人あまりが、ビオトープと河北潟の水草の勉強のために、河北潟湖沼研究所のビオトープ実験池を訪れました。高橋久研究員の河北潟の環境についての解説の後、ちょうど河北潟湖沼研究所を訪れていた中国科学院南京湖泊研究所の濮培民教授が世界の水と環境の問題について説明をおこないました。生徒たちはその後、川原奈苗研究員によりビオトープの説明を受けました。熱心な生徒も多く、講師へ何度も質問を浴びせていました。

濮培民教授の説明を熱心に聞く子供たち(向かって左は通訳の何さん)


内灘町内灘中学校の自然観察会を指導(2000年7月1日)
 7月1日には内灘中学校の河北潟自然観察会がおこなわれました。この取り組みは、生徒の中から希望者を募り、年間を通じて河北潟の自然や生物と親しむことを目的としておこなわれているもので、今回で2回目になります。今回はバスで、内灘町室にある西部承水路に出かけました。河北潟湖沼研究所生物委員会の高橋久研究員と川原奈苗研究員が自然解説のために同行しました。

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