中国莫愁湖の調査を開始

 河北潟湖沼研究所は中国南京の莫愁湖において、中国科学院南京地理與湖泊研究所と香港理工大学との共同プロジェクトを進めています。このプロジェクトは中国莫愁湖の水質浄化のための基礎調査及び浄化実験施設の建設を行うものです。河北潟湖沼研究所は、主に湖の生態系に関する基礎調査を分担しています。去る8月8日から12日まで第1回目の調査団を派遣しました。調査団には金沢大学名誉教授の大串龍一氏(河北潟湖沼研究所研究会会長)を団長に河北潟湖沼研究所の高橋久研究員、川原奈苗研究員、林文嫻研究員が参加しました。今回は、夏季の湖のプランクトンの動態と、生息する主な生物に関しての調査を行いました。今回の調査の成果については、今後ホームページ上でも公開していく予定です。

莫愁湖は公園として、南京市民の憩いの場になっています。湖岸は遊歩道等が整備されていますが、水の透明度は50cm程度であまり綺麗でない印象も持たれるようです。
   
整備されていない東岸は、水草が1-2mの幅で繁茂しています。
   
調査風景。船上での調査を南京湖泊研究所の王国祥博士、黄純朴博士、李波博士生(院生)がサポートしてくれた。

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