クリーン作戦のゴミ調査結果について

6月8日に実施された、「第9回河北潟クリーン作戦」のゴミ調査の結果が河北潟自然再生協議会の例会で発表されました。
ゴミの量やゴミの種類は地点によって大きく異なり、湖岸に人が集まりやすい金沢地区や宇ノ気、内灘地区ではポイ捨て込みが多くみられました。流域から流れてきたと思われる家庭ゴミは、流入河川のある金沢地区や津幡地区で多くみられました。全体としてはポイ捨てゴミが一番多く、流域からの家庭ゴミ、不法投棄の粗大ゴミ、農業系ゴミと続きました。簡単な調査であるため誤差も多いと思われますが、ある程度の河北潟のゴミの傾向をつかむことができ、今後の対策の参考に資料となるものと思われます。

 

収集量の総計

収集量(m 燃えるゴミ 燃えないゴミ 合計
金沢 0.00 13.02 13.02
内灘 1.45 0.43 1.89
津幡 0.15 0.88 1.03
宇ノ気 0.87 0.12 0.99
合計 2.47 14.45 16.92
注意:金沢は、紙類、プラスチックを含め全て燃えないゴミに分類、その他はプラスチックゴミは燃えるゴミに分類。
袋の容積は、幅の2倍を円周とする球として計算

 

総計から求めた各カテゴリーのゴミの量

(m 流域からの家庭ゴミ 農業系 ポイ捨て 不法投棄(粗大ゴミ) その他
金沢 5.21 1.30 5.21 1.30 0.00
内灘 0.00 0.00 1.51 0.38 0.00
津幡 0.31 0.21 0.10 0.41 0.00
宇ノ気 0.05 0.05 0.69 0.05 0.15
合計(m3) 5.57 1.56 7.51 2.14 0.15
合計(率) 0.3 0.1 0.4 0.1 0.0
総評:地点毎のゴミの量は作業努力との関係が深いため、推定は難しいが、金沢地区、内灘地区では他地点と比べてゴミの量が多いことが考えられる。
ゴミの内容は、地点毎に大きく異なり、流入河川のある金沢地区と津幡地区では流域から流れてきたと思われる家庭ゴミが多かった。ただしこれらは湖岸においては風向き等との関係もあるものと考えられる。一方、湖岸に近づきやすい宇ノ気公園や内灘大橋放水路を含む地点はポイ捨て込みが多かった。不法投棄は、交通量の少ない橋のある津幡地区で多かった。

(データは河北潟自然再生協議会による)