バス釣りグループが河北潟で清掃活動

 7月6日のお昼頃、河北潟ではランカースナイパーズの方々による湖岸のゴミ拾い活動がおこなわれました。ランカースナイパーズは、河北潟でバス釣りをおこなっているグループで、河北潟でのクリーン作戦活動や、釣りのマナーの向上、湖岸で繁殖する希少猛禽類であるチュウヒが繁殖する場所での育雛期の釣りを規制し、ほかの釣り人にも配慮を呼びかけるなど潟の保全活動にも積極的に取り組んでいます。いつも潟の中に入り、湖上から潟を広く見ているため、不法投棄される大量のゴミ、潟に流れこむ無数のゴミの深刻な現状を良く知っていて、強い問題意識を持っています。
 バスボードを使うことで、陸からでは拾うことのできない湖岸のゴミを回収することができます。当日はわたしもバスボートに乗せていただきゴミ拾いに参加させていただきました。ゴミが多いことは知っていますが、実際に水辺に近づいてみると思っていた以上にゴミがあるので驚きました。遠目で見ていると、これだけゴミがあることはほとんど気づきません。潟の水辺にはヨシやガマなどの抽水植物群落がひろがっているところがありますが、そういった植物と植物の間にゴミが無数に入り込んでいます。さらに、植物帯に入り込んだゴミの上に枯れ草などが堆積していることから、ゴミがかなり積み重なっているようです。植物の中に入り込んでいるゴミは、バスボードからも拾うことはできず、今後対策を考えなければなりません。
(生物委員会:川原奈苗)

 
各自のボートが汚れるのも気にせずに、湖面のゴミを集める   たも網をつかって岸辺のゴミを集めるメンバー
     
 
ビニールごと棄てられたゴミには水が入り、回収がたいへん   今回集めたゴミの山。湖岸にはまだまだたくさんのゴミがある。