「河北潟の将来像募集」の取り組みと実行委員会への参加者募集

 水辺や干拓地を訪れる市民も増え、活気がでてきた河北潟。今後、河北潟と河北潟干拓地の賢明で持続的な利用がますます求められます。
 河北潟の将来をみんなで考えましょう。河北潟湖沼研究所では、来年4月から、市民の方々の考える「河北潟の将来像」を募集しようと考えています。
 河北潟に関係する団体や個人からなる実行委員会をつくり、多くの人々と協力して進めたいと考えています。
 この取り組みに、興味をもたれた方、実行委員会に参加を希望される方がおりましたら、お気軽に河北潟湖沼研究所金沢事務局までご連絡ください。

 

「河北潟将来像」募集の趣旨

 現在の河北潟は1)水質の悪化、2)希少生物の減少、3)農業経営の停滞、4)周辺農地の住宅地化等いくつかの問題を抱えています。これら20世紀に発生した諸問題は、我々の世代が中心となり、解決のための道筋を見つけるべきものと考えます。
 また、このような河北潟の諸問題の存在さえ知らぬ(知らされぬ)市民が、将来的に間接的なかたちで問題の悪化に係わることになると考えます。
 私たちは、河北潟をより豊かで美しい姿で21世紀の子供たちに渡すために、河北潟の将来像をできるだけ多くの市民に考えてもらいたいと思います。
 具体的には、自然環境の修復や水質の浄化、野生生物との共生、農業経営の活性化などのアイディアを石川県在住の子供からお年寄り、農業関係者やレジャー利用者、一般市民、行政を問わず公募により集めたいと考えています。
 そして、この市民レベルで考えた総合的な河北潟の将来像は、行政の理解と協力を得ることで、より早く、より効率的に実現することが期待できると思います。
 将来の河北潟像を一日も早く実現するために、我々の世代が責任ある一歩を踏み出す時期ではないでしょうか。