活発な意見交換でシンポジウム成功  

 河北潟と干拓地の将来を考えるシンポジウムが2月22日に内灘町町民ホールで開催されました。住民や干拓地農家、地方自治体の職員、研究者ら約80人の参加者が、それぞれ3つの分科会に分かれて、河北潟地域の将来についてのアイディアを出し合い、展望を語り合いました。
 第1分科会では、潟の水質の問題を中心に話し合いがおこなわれました。シミュレーションによる河北潟の水質予測の手法について紹介された後、水門の開放や潟の再汽水化についての議論が活発におこなわれました。
 第2分科会では、干拓地の農業の現状と未来について、実際に干拓地で生産をおこなっている農家の方々も交えて、率直な意見交換がおこなわれました。
 第3分科会では、河北潟の地域づくりに市民がどのように関わっていくのかということについて、自由な意見を述べあいました。女性の参加者が約4割、最高齢の方から学生までの幅広い参加者で、多彩な意見が出されました。お昼を挟んで、河北潟湖沼研究所弦楽合奏団Eoc Amiによるミニコンサートのあと、まとめの討論会がおこなわれました。
 このシンポジウムの詳細については、後日発行されるニュースレター「かほくがた」に掲載される予定です。

 
活発な議論がおこなわれた。   Eco-Amiによる演奏。