「河北潟総合研究」第10巻を発行

 2006年度の河北潟湖沼研究所の研究成果などを掲載した河北潟湖沼研究所機関誌「河北潟総合研究」第10巻が発行されました。今回は、5編の論文が掲載されています。河北潟西部承水路の外来植物であるチクゴスズメノヒエの動向の経過観察の論文では、チクゴスズメノヒエ群落の中にマコモ群落の拡大が観察されたことが述べられています。また、河北潟に流れ込む河川の河口の植生帯の調査の論文では、植生の多様性創出に河口地形が関与しているという、興味深い内容となっています。その他、津幡町津幡地区及び横浜地区の神社の分析をおこなった論文、、モンゴル調査レポートなど盛りだくさんです。1冊1000円で一般の方にも販売しています(送料180円)。購入ご希望の方は、河北潟湖沼研究所金沢事務局まで。

 タイトルと著者は以下の通りです。タイトルをクリックすることによりそれぞれの論文(一部、要旨のみ)をpdfファイルで参照できます。

タイトル

著者

津幡町チクゴスズメノヒエが繁茂する河北潟西部承水路におけるマコモ群落の拡大 高橋 久・川原奈苗・白井伸和・永坂正夫

1

河北潟の沿岸帯の植生2−主に津幡川河口域周辺について− 川原奈苗・永坂正夫・白井伸和・高橋 久

7

津幡町の神社と祭神の分析−津幡四町及び横浜編− 宮本真晴

15

地球の縮図 イースター島(ラパ・ヌイ)の環境破壊の歴史 大串龍一

25

モンゴルの自然環境を見て考える 大串龍一

35

 

(配信日:2007年5月31日)