シンポジウム「河北潟の水辺を守るためには」を開催します
−2006年2月5日(日) 午後1:00より−河北潟は平野の湖沼としては、全国的にも数少ない湖岸植生の豊かな湖です。干拓によりその姿が大きく変容したとはいえ、湖岸の人々によって営まれてきた暮らしが、優れた風景とともに穏やかで多様な水辺生態系を支えてきました。
いま、暮らしから切り離された形で徹底した水辺の管理が進む一方で、水辺そのものが放棄されたり埋め立てられ、全体として多様な水辺が消失しています。
小さく入り組んだ水辺の消失は、水辺の多くの生命の源を断ち切ろうとしています。また、極端な富栄養化によって外来種の極端な繁茂が促されるなどの現象は、水辺の人との共存可能性を否定しようとしています。
かつての水辺とのふれあいを思い起こしながら、あたらしい水辺のつきあい方や管理手法が求められています。
「河北潟の水辺を守るためには」...参加と実践をキーワードとして、その答えを探ります。
開催日時 2006年2月5日 午後1:00〜4:30開催場所 労済会館2F第2研修室(金沢市西念1丁目12-22)
講演
「日本の水辺の現状と河北潟の置かれている状況」 永坂正夫 氏
「河北潟の水辺の現状と再生の方向性」 高橋 久 氏
「『水生植物保全プロジェクト』実践の報告」 川原奈苗 氏
分科会・会場との意見交流
全体テーマ:「市民による水辺の保全の可能性」
分科会1:市民による河北潟の水辺再生 基本構想づくり
分科会2:水辺再生の主役は市民 参加の仕組みを考える
分科会3:手作業で楽しい水辺の保全 技を考える
このシンポジウムは、平成17年度環境省「いきづく湖沼ふれあいモデル事業」in河北潟「水質浄化と水生植物保全プロジェクト」の活動の一環として開催されるものです。参加無料です。
会場のご案内
(配信日:2006年1月11日;1月30日一部改)