西部承水路にもホテイアオイが発生
  
−部分的な発生にとどまる−

 既に大宮川でのホテイアオイの発生についてお知らせしましたが、今年春に越冬個体を除去した西部承水路でもホテイアオイの群落が確認されました。西部承水路中間よりやや下流部で3つの群落が生育しています。西宮橋から近いため、外からこの場所に持ち込まれた個体から株分かれして増えた可能性も考えられますが、チクゴスズメノヒエの群落の中から生えている孤立した個体もみられたことから、春に取り残した個体があったか、あるいは実生からの発生である可能性もあります。実生から発生していたとしたら、今後毎年継続して発生する可能性も考えられます。今後の動向を注意していく必要があります。

 
西部承水路で確認されたホテイアオイの群落。今のところ小群落であり、今年度はそれほど増殖しないと思われるが、来年への越冬が心配である。(10/7撮影)   チクゴスズメノヒエ群落の中(手前の群落の中央部よりやや奧の少し色の濃い部分)にホテイアオイの小群落がみられた。

(配信日2003年10月7日)