1999年

6月14日 |
6月にはいると水面全体にアサザが広がりました。まもなくアサザは花を咲かせ、水面には黄色い花がいくつも浮かびました。6月下旬には117つもの花が一度に咲きました。水面を覆っていたアサザは7月中旬にほとんど枯れてしまいました。
アサザが枯れた後には、トチカガミがみられるようになりました。トチカガミは浮遊性もしくは浮葉性の水生植物です。アサザよりも小さい葉を水面に浮かべました。
アサザはほとんどが枯れてしまいましたが、水面の一部で新葉を展開しました。そして8月下旬には花を咲かせました。
沈水生の植物では、6月中旬に池の一部でマツモが確認されました。マツモは急速に広がりはじめ、8月中には池の全体に広がりました。
マツモについていることが多いトンボやカゲロウ、アサザに卵を産み付けるミズメイガ、水辺ではゲンゴロウやガムシの仲間、コミズムシ、マツモムシ、メダカやヌマエビなどが数多くみられました。
イトトンボはアサザやマツモの葉が水面に浮かんでいる場所で産卵がみられました。 |