河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
甲羅の真ん中とその両脇に三本の隆起した線があって、顔から首にかけては黄緑色の模様があります。敵に出会うと臭腺という器官から匂いを出すため「臭亀」とも言われています。
河北潟地域では、かつてはたくさん見られたカメですが、近年になって外来種のミシシッピアカミミガメが爆発的に増加するなかで、減少傾向にあります。
それでも田んぼや周りの土水路では、その姿を見かけることができます。大きなクサガメが、田植えから間もない時期に、ひよわな稲を倒しながら、のそのそと歩いていたりもします。
写真のクサガメは春に田んぼの土水路でみつけたものです。ほんとうに小さな子ガメで、甲長は3~4cmほどでした。土水路に逃がすと、泥の中に潜っていきました。