河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
冬の河北潟地域に毎年やってくる人気者です。日本に越冬のためにやってくるハクチョウはオオハクチョウかコハクチョウですが、河北潟地域にくるもののほとんどはコハクチョウです。冬の田んぼの中で休んだり、二番穂を食べたりしています。
ハクチョウは鳥としてはかなり大型です。飛び立つときには滑走が必要です。羽ばたいて、円を描くように旋回しながら、だんだんと上昇します。降りるときにも、ゆっくりと高度を下げて降りてきます。そんなハクチョウは電線があるところが苦手です。また、ハクチョウは警戒心が強いので、餌付けされている場合を除いて、集落付近や人や犬の徘徊する場所にはやってきません。
だからまわりに電線がなく、広い田んぼがある河北潟とその周辺は、ハクチョウたちの越冬場所として選ばれます。
そんな大きな身体のハクチョウは、飛び立つだけでも相当のエネルギーを使います。というわけで、ハクチョウを観察する時は、あまり近づきすぎて、怖がらせて飛び立たせないように気を付けてくださいね。首を一斉に持ち上げたら、警戒しているサインです。それ以上は近づかないで、少し下がって観察しましょう。