河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
河北潟周辺の田んぼや農水路には、ヒメタニシというタニシが主に生息しています。
ヒメタニシは殻の角が角ばっています。多様な環境に生息し、コンクリートで護岸した水路にも住んでいます。 大きさは通常20mm~30mmくらいですが、河北潟地域ではもっと大きくなるものもいます。
かつてはマルタニシというタニシも河北潟地域に生息していました。マルタニシはその名の通り、からの周辺は丸みを帯びています。通常は40mm位の大きさになります。昔、河北潟周辺では大豆と一緒に煮たりして食べていたそうです。しかし現在、マルタニシは全く見られなくなりました。
ヒメタニシは主に水田の水路に生息していますが、マルタニシは水田そのものにすむタニシなので、乾田化や農薬の影響を強く受けているためと推測されています。