NPO法人河北潟湖沼研究所が提案する河北潟の水辺環境を保全するお米

生きもの元気米

吉本 豊さんの2016年産(田んぼ:YFu49)生きもの元気米情報

このページでは、吉本豊さんの2016年産生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。

2014年の情報はこちら

2015年の情報はこちら

農家紹介 吉本 豊さん

吉本さんは、金沢市二日市町の田んぼで、「カルテック農法」による米作りに取り組んでいます。これに加えて2014年からは「生きもの元気米」の取り組みに参加することになりました。農業が合理化していく中で、自分なりの米作りを模索してきた吉本さんにお話をうかがいました。

 
吉本豊さん

生産者:吉本 豊さん

生きもの元気米生産地:金沢市二日市町

吉本さんからのメッセージ

田んぼに手間と時間をかけられた時代

田んぼを始めたのは終戦当時にさかのぼります。当時はコンバイン等の農業機器はありませんから、種籾を発芽させ、田植えを行い肥料を与え、草刈り、稲刈り、全てが手作業でした。田んぼにはそれだけの手間と時間をかけることが出来た時代でした。近年では農業は限りなく機械化され、作業は楽になりました。

いい米づくりをしたい

農業が機械化されて、合理化されることで農家の個性が失われていきました。そんな中で「いいお米作りをしたい」と考えるようになり、今から20年前にカルテック農法による米づくりを始めました。作り始めた当初はカルッテク米は買い取ってもらえず、自家用として食べるのみでしたが、最近はその味の評判を聞いて、毎年買い求めに来られる方もいます。

昔のように生きものがたくさんいる田んぼを

今年から始まった「生きもの元気米」の取り組みは、畦の除草剤を使わない、ネオニコチノイド系農薬の殺虫剤を空中散布しない、といったことから、環境に配慮したいい米作りです。昔は田んぼにオタマジャクシやマルタニシがひしめくほどいて、とくにマルタニシは食べても美味しいものでした。今ではオタマジャクシはわずかとなり、マルタニシは姿を消してしまいました。かつての思いから「生きもの元気米」への期待は大きく、ぜひ、そのような現実を知って「生きもの元気米」を食べてみてほしいと思っています。

田んぼ(YFu49)の場所

生きもの元気米を作る田んぼの住所

石川県金沢市二日市町ロ49,50

吉本さんの生きもの元気米田んぼ(YFu49)の様子(2016年)

5月26日吉本さん田んぼ 畦の上のカルガモ
5月26日、田植えから約一か月たった吉本さんの田んぼ。 5月30日、畦の上にカルガモたちがいました。
草刈りする吉本さん 穂が出てきました。
7月11日夕方、畦の草刈りをする吉本さん。 7月28日、稲穂が出てきています。
8月25日の吉本さんの田んぼ 8月26日の吉本さんの田んぼ稲刈り
8月25日、稲刈りまであとわずか。 8月26日、稲刈りを見守るニホンアマガエル。

調査員からひとこと ~ 吉本さんの田んぼ(YFu49)はこんなところ!

吉本さんの田んぼYFu49は、ほかの田んぼではみられない小さな野草のフタバムグラが花を咲かせます。春の田植え後の田んぼには、田んぼの縁を念入りに歩いて餌をとるアマサギの姿がよくみられました。畦にいるケラなどの虫をつかまえて食べます。今年はハネナガイナゴやコバネイナゴがたくさんみられました。

生きもの調査について(2016年)

調査実施項目

1)昆虫スイーピング調査

2)底生生物調査

3)植物調査

*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)

*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。

 同じ田んぼの2014年のリストはこちら、2015年のリストはこちらです。

吉本さんの田んぼ(YFu49)の生きものリスト(2016年)

陸の生きもの(動物)
科名 種名
鳥類
カモ科 カルガモ
サギ科 アマサギ
ダイサギ
カラス科 ハシボソガラス
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ
両生類
アマガエル科 ニホンアマガエル
昆虫類
クモ目 コガネグモのなかま
カニグモのなかま
バッタ目 オンブバッタ
ハネナガイナゴ
コバネイナゴ
カメムシ目 アブラムシ類
キジラミのなかま
セジロウンカ
ミドリカスリヨコバイ
ハエ目 ユスリカのなかま
ミナミヒメヒタラアブ
ヒゲナガヤチバエ
ハエのなかま(小型種)
ハチ目 コウラコマユバチのなかま
コバチのなかま
チョウ目 セスジスズメ
モンキアゲハ
水の中の生きもの(動物)
科名 種名
昆虫類
コウチュウ目 ゴマフガムシ
ハエ目 ガガンボのなかま(幼虫)
ユスリカのなかま(幼虫)
カメムシ目 アメンボのなかま
二枚貝類
ドブシジミ科 ドブシジミ
巻貝類
モノアラガイ科 ヒメモノアラガイ
ミミズ類
イトミミズ科 イトミミズのなかま
ヒル類
イシビル科 イシビルのなかま

吉本さんの田んぼ(YFu49)の植物

科名 種名 2013 2014 2015 2016
トクサ科 スギナ
イノモトソウ科 ミズワラビ
サトイモ科 ウキクサ
オモダカ科 オモダカ
アヤメ科 ニワゼキショウ
ツユクサ科 ツユクサ
カヤツリグサ科 コゴメガヤツリ
ヒデリコ
ヒンジガヤツリ
イネ科 スズメノテッポウ
メヒシバ
イヌビエ
アゼガヤ
チクゴスズメノヒエ
ヨシ
スズメノカタビラ
オオスズメノカタビラ
ヌメリグサ
フシネキンエノコロ
キンポウゲ科 タガラシ
ベンケイソウ科 コモチマンネングサ
アカバナ科 チョウジタデ
マメ科 クサネム
ヤハズソウ
シロツメクサ
トウダイグサ科 エノキグサ
コニシキソウ
オトギリソウ科 コケオトギリ
アブラナ科 タネツケバナ
イヌガラシ
スカシタゴボウ
タデ科 ヤナギタデ
ボントクタデ
ミチヤナギ
ナデシコ科 オランダミミナグサ
スベリヒユ科 スベリヒユ
サクラソウ科 ヌマトラノオ
アカネ科 フタバムグラ
オオバコ科 タチイヌノフグリ
アゼナ科 アメリカアゼナ
シソ科 トウバナ
サギゴケ科 トキワハゼ
キク科 アメリカセンダングサ
トキンソウ
オオアレチノギク
オオジシバリ
ノボロギク
オニノゲシ
ウコギ科 ノチドメ
22 25 21 23
 

吉本さんの生きもの元気米(田んぼ:YFu49)農薬・肥料の情報(2016年産)

農薬の使用状況

ソルネット(使用時期:田植え1週間前)(使用量:1kg/10a)

 *この使用量は石川県の慣行栽培で使用される節減対象農薬の使用回数に比べて、約9割少ない量です。

◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)

◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし

◎畦の除草剤不使用

肥料の使用状況

カルテック(使用量:10kg/10a)

バチルス(使用量400g/10a)

硫安(使用量:10kg/10a)

吉本さんの生きもの元気米(田んぼ:YFu49)の品種(2016年産)、その他の情報

品種

コシヒカリ

田植え日

5月1日

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