河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米

生きもの元気米

蓮だよりの2021年産(八田みみずの田んぼ:HSa58)生きもの元気米情報

このページでは、蓮だよりさんの2021年産生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。

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農家紹介 農事組合法人蓮だより

農事組合法人蓮だよりさんは、2018年から生きもの元気米に参加しました。土、人、環境にやさしい栽培方法で、健全で幸せなものづくりをしていきたいとの想いを抱いて農業に励んでいらっしゃます。

   

生産者:農事組合法人蓮だより

  

生きもの元気米生産地:金沢市才田町

蓮だよりの川端さんからのメッセージ

私共はこれまで、兼業農家として2haほどの面積で水稲栽培を行ってきました。 H19年より河北潟干拓地にて加賀れんこんの栽培を始めたことをきっかけに、自然との共存共栄を考えるようになり、農薬フリーの農業に取り組むようになりました。

取り組みを始めた農地では様々な生態系が見られるようになり、昔、地域の農地で見た風景を継続させていきたいという思いが、より一層強まっていきました。

今回、環境に配慮した生きもの元気米の栽培に携われるということで、私どもの活動を通して、環境保全に少しでもお役に立てるよう汗を流して頑張らせて頂ければと思います。

田んぼ(HSa58)の場所

生きもの元気米を作る田んぼの住所

石川県金沢市才田町東58(約4,687平方メートル)

蓮だよりの生きもの元気米田んぼ(HSa58)の様子(2021年)

HSa20210508様子 5月31日 田んぼの様子  
4月20日の田植え前の様子。

5月31日の田んぼの様子。

7月26日の田んぼの様子 8月10日の田んぼの様子
7月26日の田んぼの様子。 8月10日の田んぼの様子。

今年の田んぼスター:ハッタミミズ

 日本で一番長い種類のミミズ「ハッタミミズ」がたくさん生息している田んぼです。今年も稲の根本に糞塊がたくさんみられました。泥深い湿地を好むハッタミミズにとって、田んぼは重要な生息環境です。夏はときどき、お尻の先のほうだけ泥の上に出している姿がみられます。

調査員からひとこと ~蓮だよりの田んぼ(HSa58)はこんなところ!

 生きもの元気米4年目をむかえました。泥の中にすむ日本で一番長い種類のミミズ「ハッタミミズ」がたくさん生息しています。8月には、アリにおそわれ動けないでいるハッタミミズがいましたが、水をかけると元気に逃げていきました。植物の確認種数が増え、ツユクサ、テンツキ、ヒデリコ、コハコベ、トキンソウなど48種類が記録されました。広い田んぼの上をツバメがよく飛んでいました。

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蓮だよりの田んぼ(HSa58)の動物のリスト

 
科名 種名 2018 2019 2020 2021
鳥類
シギ科 タシギ
タカ科 トビ
カラス科 ハシボソガラス
ツバメ科 ツバメ
ムクドリ科 ムクドリ
スズメ科 スズメ
セキレイ科 ハクセキレイ
セグロセキレイ
爬虫類
ナミヘビ ヤマカガシ
両生類
アオガエル科 ニホンアマガエル
アカガエル科 トノサマガエル
昆虫類
トンボ目 シオカラトンボ
アジアイトトンボ
バッタ目 イナゴのなかま
ショウリョウバッタ
ショウリョウバッタモドキ
コバネイナゴ
ハネナガイナゴ
イナゴ属 若虫
カメムシ目 セジロウンカ
ヒメトビウンカ
ツマグロヨコバイ
トバヨコバイ
アカスジカスミカメ
ナガカメムシ科の一種
コウチュウ目 ヒメカメノコテントウ
水の中の生きもの(動物)

リスト作成途中です。今後追加されます。

科名 種名 2018 2019 2020 2021
両生類
アカガエル科 トノサマガエル幼生
昆虫類
カゲロウ目 コカゲロウのなかま
カメムシ目 アメンボのなかま
ハエ目 キリウジガガンボ(幼虫)
ユスリカのなかま(幼虫)
二枚貝類
ドブシジミ科 ドブシジミ
巻貝類
タニシ科 ヒメタニシ
ヒル類
イシビルのなかま

 

ヒメタニシ ハッタミミズ
ヒメタニシ ハッタミミズ
 

 

蓮だよりさんの田んぼ(HSa58)の植物

植物リスト
科名 種名 2018 2019 2020 2021
シャジクモ
トクサ スギナ
オモダカ オモダカ
ツユクサ ツユクサ
イボクサ
ミズアオイ コナギ
イグサ イグサ
カヤツリグサ コゴメガヤツリ
ヒンジガヤツリ
テンツキ
ヒデリコ
イヌホタルイ
イネ スズメノテッポウ
メリケンカルカヤ
メヒシバ
アゼガヤ
ケイヌビエ
オヒシバ
スズメノカタビラ
オオスズメノカタビラ
アキノエノコログサ
アカバナ チョウジタデ
マメ クサネム
コメツブツメクサ
シロツメクサ
ヤハズエンドウ
カタバミ カタバミ
トウダイグサ エノキグサ
コニシキソウ
オトギリソウ コケオトギリ
アブラナ タネツケバナ
スカシタゴボウ
タデ ヤナギタデ
ボントクタデ
ナデシコ オランダミミナグサ
コハコベ
ザクロソウ ザクロソウ
スベリヒユ スベリヒユ
アカネ フタバムグラ
オオバコ オオバコ
タチイヌノフグリ
アゼナ アメリカアゼナ
シソ ヒメオドリコソウ
サギゴケ トキワハゼ
キク ヨモギ
ノコンギク
アメリカセンダングサ
トキンソウ
タカサブロウ
ヒメムカシヨモギ
ハルジオン
オオアレチノギク
ニガナ
アキノノゲシ
ヤブタビラコ
ハハコグサ
ノボロギク
セイタカアワダチソウ
オニノゲシ
セイヨウタンポポ
オニタビラコ
30 26 32 48

 

ヤハズエンドウ
ヤハズエンドウ
 

蓮だよりの生きもの元気米(田んぼ:HSa58)農薬・肥料の情報(2021年産)

農薬の使用状況

・田んぼの中で使用された農薬
   除草剤/エンペラー粒剤(使用時期:2021年5月10日)(使用量:1kg/10a)
・種子に使用された農薬
   殺菌剤/テクリードCフロアブル
◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)
◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし
◎畦の除草剤不使用
*この使用量は石川県の慣行に比べて、約8割少ない量です。

肥料の使用状況

BB有機入りコシ一発くん(使用時期:2021年4月28日)(使用量:42kg/10a)
スーパーケイ酸(使用時期:2021年6月30日)(使用量:20kg/10a)

蓮だよりの生きもの元気米(田んぼ:HSa58)の品種(2021年産)、その他の情報

品種

コシヒカリ

田植え日

2021年4月28日

生きもの調査について(2021年)

調査実施項目

1)昆虫スイーピング調査

2)底生生物調査

3)植物調査

*調査員 川原奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)

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