河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
このページでは、綿村裕さんの2014年産生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。
こちらのページで紹介しています。
石川県金沢市才田町東63番地
綿村さんの田んぼ | 7月30日の綿村さんの田んぼ |
8月31日の綿村さんの田んぼ |
綿村さんの田んぼには13種類の水生生物がいました。水生生物ではヒメタニシやカイエビが比較的多く、取水口の周りで確認できました。綿村さんは昨年までは慣行農法でお米を作っていましたが、今年からネオニコチノイド系農薬、畦の除草材の使用やめています。そのため、昨年と違って夏の間も田んぼにトンボやクモの姿が多く見られるようになりました。畦の植物も多様な種類が見られるようになりました。農道沿いの畦では、昨年スギナが群生していた場所に、今年はハハコグサやトキンソウ、ヒデリコなどの小さくて色々なかたちをした雑草がみられました。今後どんな生きものが増えていくか楽しみです。
ニホンアマガエル | クモ類 |
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。
両生類 | ニホンアマガエル |
昆虫 | イトトンボ科 | アオモンイトトンボ |
トンボ科 | スナアカネ |
キリギリス科 | ウスイロササキリ |
バッタ科 | ショウリョウバッタ |
イナゴ科 | ハネガガイナゴ |
イナゴ属の一種 | |
ウンカ科 | ヒメトビウンカ |
セジロウンカ | |
ヨコバイ科 | ヨツモンヒメヨコバイ |
ヨツテンヨコバイ | |
グンバイムシ科 | アワダチソウグンバイ |
カスミカメムシ科 | アカスジカスミカメ |
アカヒゲホソミドリカスミカメ | |
ナガカメムシ科 | ヒゲナガカメムシ |
鱗翅目幼虫 | |
ガムシ科 | ガムシ幼虫 |
テントウムシ科 | ヒメカメノコテントウ |
クロスジヒメテントウ | |
ハムシ科 | ヒサゴトビハムシ |
イネゾウムシ科 | ウキクサミズゾウムシ |
アザミウマ科 | イネアザミウマ |
ヒメバチ科 | ヒメバチ科の一種 |
アリ科 | トビイロシワアリ |
ユスリカ科 | ユスリカ科の複数種 |
ヤチバエ科 | ヒゲナガヤチバエ |
アシナガバエ科 | アシナガバエ科の一種 |
ジグモ科 | ジグモ |
ヒメグモ科 | ヒメグモ |
カニミジングモ | |
ヒメグモ科の一種 | |
アシナガグモ科 | トガリアシナガグモ |
アシナガグモ | |
コガネグモ科 | ナカムラオニグモ |
カニグモ科 | ハナグモ |
ハエトリグモ科 | マガネアサヒハエトリ |
ミスジハエトリ | |
ハエトリグモ科の一種 | |
種数 | 37種 |
水生生物 | |
巻貝の仲間 | ヒメタニシ |
二枚貝の仲間 | ドブシジミ |
ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
セスジビル | |
エビ・カニの仲間 | カイエビ |
ミズムシ | |
昆虫の仲間 | シオカラトンボ |
ヒメガガンボの仲間 | |
ミズアブの仲間 | |
ユスリカの仲間 | |
ゴマフガムシ | |
コガシラミズムシ | |
種数 | 12 |
科名 | 種名 |
トクサ科 | スギナ |
ナデシコ科 | オランダミミナグサ |
アブラナ科 | スカシタゴボウ |
マメ科 | クサネム |
シロツメクサ | |
ヤハズエンドウ | |
トウダイグサ科 | コニシキソウ |
エノキグサ | |
アカバナ科 | チョウジタデ |
オモダカ科 | オモダカ |
ツユクサ科 | イボクサ |
ゴマノハグサ科 | アメリカアゼナ |
トキワハゼ | |
イネ科 | スズメノテッポウ |
メヒシバ | |
イヌビエ | |
アゼガヤ | |
カヤツリグサ科 | カヤツリグサ |
ヒデリコ | |
キク科 | トキンソウ |
オオアレチノギク | |
ハハコグサ | |
ノボロギク | |
オオスズメノカタビラ | |
イネ科・メヒシバ類 | |
イネ科・イチゴツナギ類 | |
オニノゲシ | |
ベニバナボロギク | |
イボクサ | |
12科 | 29種 |
除草剤 ドニチS(使用日:2014年5月11日)(使用量1kg/10a)
化学肥料 コシ一発(使用日:2014年5月3日)(使用量:37kg/10a)
コシヒカリ
NPO法人河北潟湖沼研究所(石川県河北郡津幡町字北中条ナ9-9)