河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
このページでは、安田さんの生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。
安田さんは2015年に参加してくださいました。栽培品種は「ゆめみづほ」。Oneさんや綿村さんと同じ金沢市才田町の田んぼです。農薬と生物多様性の関係を見つめながら、航空防除はおこなわず、バランスのとれた田んぼでお米を作りたいと考え、生きもの元気米を栽培してくださいました。
石川県金沢市才田町東62
2015年5月3日、田植え直後の安田さんの田んぼ | 2015年7月20日の安田さんの田んぼの様子 |
2015年7月20日、稲穂が顔を出していました。 | 8月18日、収穫が近い安田さんの田んぼです。 |
2015年8月30日、稲刈りです。 | 11月11日、稲刈り後に伸びた草が刈られ、積まれています。 |
2015年から生きもの元気米に参加された安田さんの田んぼは、綿村さん(WSa63)の田んぼの隣にあります。春はニホンアマガエルのおたまじゃくしや、チュウシャクシギなどがみられ、数は少ないですが、イトトンボやシオカラトンボが飛んでいます。
稲の上をツバメが飛翔します。畦は適度に草刈りされており、コケオトギリなどが生えています。
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストでご確認いただけます。(作成中)
鳥類 | アマサギ |
チュウシャクシギ | |
ムクドリ | |
両生類 | ニホンアマガエル |
シュレーゲルアオガエル |
昆虫 | |
科名 | 種名 |
ケラ科 | ケラ |
水生生物 | |
ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
昆虫の仲間 | ユスリカの仲間 |
科名 | 種名 |
トクサ | スギナ |
ナデシコ | オランダミミナグサ |
コケオトギリ | |
マメ | クサネム |
シロツメクサ | |
ヤハズエンドウ | |
カタバミ | カタバミ |
トウダイグサ | エノキグサ |
アカバナ | チョウジタデ |
イネ | メヒシバ |
イヌビエ | |
スズメノテッポウ | |
スズメノカタビラ | |
カヤツリグサ | カヤツリグサ科の一種 |
キク | ヨモギ |
オオアレチノギク | |
セイヨウタンポポ |
ドニチS(使用時期2015年5月2日)(使用量:1kg/10a)
*この使用量は石川県の慣行栽培で使用される農薬の使用回数に比べて、約8割少ない量です。
◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)
◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし
◎畦の除草剤不使用
スリム早生一発君くん(使用時期:2015年5月2日)(使用量:45kg/10a)
スーパーBBけい酸(使用時期:2015年6月22日)(使用量:18.75kg/10a)
ゆめみづほ
2015年8月30日