河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
吉本豊さんの2014年産生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。
こちらのページで紹介しています。
石川県金沢市二日市町ロ49,50
吉本さんの田んぼ | 7月30日の吉本さんの田んぼ |
8月30日の吉本さんの田んぼ |
吉本さんの田んぼには8種類の水生生物がすんでいました。水生生物の中ではユスリカの仲間やイトミミズの仲間が比較的多く見られました。畦の草はチョウジタデやアゼナ、トキワハゼ、スズメノカタビラなど背丈の低い水田雑草が多い印象です。アマガエル、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエルと3種類のカエルがみつかっています。コチドリの姿もよく目撃されます。吉本さんはお米づくりに対するこだわりから、カルテック農法を行ってきており、「生きもの元気米」の取り組みによってどんな生きもの が増えていくか楽しみです。
クモ類 | ニホンアマガエル |
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。
鳥類 | シギの仲間 |
コチドリ | |
ヒバリ | |
両生類 | ニホンアマガエル |
トノサマガエル | |
シュレーゲルアオガエル |
昆虫 | |
イトトンボ科 | セスジイトトンボ |
アオモンイトトンボ | |
キリギリス科 | ウスイロササキリ |
イナゴ科 | イナゴ属の一種 |
ウンカ科 | セジロウンカ |
ウンカ科の一種 | |
グンバイムシ科 | アワダチソウグンバイ |
ヤブガラシグンバイ | |
ナガカメムシ科 | ヒメオオメカメムシ |
ヒメナガカメムシ | |
アメンボ科 | ヒメアメンボ |
ハネカクシ科 | クビホソハネカクシ |
メダカハネカクシ亜科の一種 | |
テントウムシ科 | ヒメカメノコテントウ |
ハムシ科 | スジカミナリハムシ |
イネゾウムシ科 | イネミズゾウムシ |
ヒメバチ科 | ヒメバチ科の一種 |
カ科 | カ科の一種 |
ユスリカ科 | ユスリカ科の複数種 |
ハナアブ科 | フタスジヒラタアブ |
フタホシヒラタアブ属の一種 | |
アシナガバエ科 | マダラアシナガバエ |
ヤチバエ科 | ヒゲナガヤチバエ |
ヤチバエ科の一種 | |
イエバエ科 | イエバエ科の一種 |
アシナガグモ科 | アシナガグモ |
ヒメグモ科 | ヒメグモ科の一種 |
ナガズジムカデ科 | ナガズジムカデ科の一種 |
種数 | 28種 |
水生生物 | |
巻貝の仲間 | ヒメタニシ |
二枚貝の仲間 | ドブシジミ |
ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
エビ・カニの仲間 | カイエビ |
昆虫の仲間 | ガガンボの仲間 |
ユスリカの仲間 | |
コガシラミズムシ | |
種数 | 8 |
科名 | 種名 |
トクサ科 | スギナ |
スベリヒユ科 | スベリヒユ |
アブラナ科 | タネツケバナ |
イヌガラシ | |
スカシタゴボウ | |
マメ科 | クサネム |
ヤハズソウ | |
アカバナ科 | チョウジタデ |
オモダカ科 | オモダカ |
セリ科 | ノチドメ |
アヤメ科 | ニワゼキショウ |
シソ科 | トウバナ |
ゴマノハグサ科 | アメリカアゼナ |
トキワハゼ | |
タチイヌノフグリ | |
イネ科 | スズメノテッポウ |
メヒシバ | |
アゼガヤ | |
チクゴスズメノヒエ | |
ヨシ | |
スズメノカタビラ | |
カヤツリグサ科 | スゲ属の一種 |
キク科 | アメリカセンダングサ |
トキンソウ | |
オオジシバリ | |
オオスズメノカタビラ | |
13科 | 26種 |
除草剤
ソルネット(使用時期:2014年4月23日 田植え1週間前)(使用量:1kg/10a)
ヒエクリーン(使用時期:2014年5月20日 田植え20日後)(使用量:1kg/10a)
化学肥料
カルテック(使用時期:2013年11月10日)(使用量:10kg/10a)
バチルス(使用時期:2013年11月10日)(使用量400g/10a)
硫安(使用時期:2013年11月10日)(使用量:10kg/10a)
コシヒカリ