河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
このページでは、中村明さんの2015年産生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。
こちらのページで紹介しています。
石川県金沢市八田町中89
田植え後の中村さんの田んぼ(5月3日) | 7月20日の様子 |
8月18日の様子 |
9月4日、稲刈り |
9月4日、稲刈り中からサギの仲間が田んぼに飛来し、稲刈り後 にはたくさん集まっていました。 |
生きもの元気米2年目の中村さんの田んぼは、もともと農薬の使用がおさえられていたためか、草刈りがこまめにおこなわれているためか、イボクサ、トウバナ、シロネ、カタバミ、トキワハゼ、スズメノテッポウ、セリ、フキなど、ほかの田んぼに比べて、畦植物の種類がとても多くみられます。田んぼには、他の地点とくらべて明らかにクモ類の数が多いのも特徴的です。中干し前には、ニホンアマガエルのおたまじゃくしが数多く見られました。そうしたカエルを狙ってか、アマサギが田んぼに飛来します。
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。
同じ田んぼの2014年のリストはこちらです。
鳥類 | アマサギ |
両生類 | ニホンアマガエル |
昆虫 | |
科名 | 種名 |
ケラ科 | ケラ |
水生生物 | |
二枚貝の仲間 | ドブシジミ |
ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
エビ・カニの仲間 | カイエビ |
トクサ | スギナ |
タデ | ミゾソバ |
ナデシコ | オランダミミナグサ |
ノミノツヅリ | |
アブラナ | スカシタゴボウ |
マメ | コメツブウマゴヤシ |
ヤハズエンドウ | |
トウダイグサ | エノキグサ |
アカバナ | チョウジタデ |
オモダカ | オモダカ |
セリ | ノチドメ |
ツユクサ | ツユクサ |
イボクサ | |
シソ | トウバナ |
シロネ | |
スベリヒユ | スベリヒユ |
カタバミ | カタバミ |
ゴマノハグサ | アメリカアゼナ |
トキワハゼ | |
タチイヌノフグリ | |
オオイヌノフグリ | |
イネ | スズメノテッポウ |
メヒシバ | |
イヌビエ | |
スズメノテッポウ | |
スズメノカタビラ | |
カヤツリグサ | カヤツリグサ科の一種 |
アカネ | ヘクソカズラ |
キク | ヨモギ |
オオアレチノギク | |
ハルジオン | |
ハハコグサ | |
ブタナ | |
フキ | |
ノゲシ | |
ノボロギク | |
セイタカアワダチソウ | |
セイヨウタンポポ |
除草剤 バッチリ1キロ粒剤(使用時期:2015年5月1日)(使用量:1kg/10a)
*この使用量は石川県の慣行栽培で使用される農薬の使用回数に比べて、約7割少ない量です。
◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)
◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし
◎畦の除草剤不使用
化学肥料BB新コシ一発タイプ(使用時期:2015年5月1日)(使用量:33kg/10a)
コシヒカリ
2015年5月1日
2015年9月4日