河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米

生きもの元気米

農事組合法人Oneさんの2023年産(田んぼ:OSa278)の生きもの元気米情報

Oneさんは2023年は2枚の田んぼ(OSa278、OSa2792)で生きもの元気米を、6枚の圃場(Oko7)でレンコンを作ってくださいます。ここでは2016年より生きもの元気米の生産を始めた田んぼ:OSa278の情報を紹介しています。

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農家紹介 農事組合法人Oneさん

農事組合法人Oneさんは40代のメンバーが中心となり、代表・宮野一さん、副代表・宮野義隆さんご兄弟を中心に、「いい土作り」を第一に農業に取り組まれています。 詳しくはこちらのページで紹介しています。    

田んぼ(OSa278)の場所

生きもの元気米を作る田んぼの住所

石川県金沢市才田町戌278 (約4,064平方メートル)

Oneさんの生きもの元気米田んぼ(OSa278)の様子(2023年)

 
6月18日の田んぼの様子  
   
   

今年の田んぼスター:ガムシ

 ヒメガムシやコガムシ、ゴマフガムシなど、水生昆虫のガムシ類が多く確認されました。約4,000㎡ある広い田んぼに水が張られると、広大な湿地となります。色々な水生昆虫が飛んできて、広い田んぼの中を動き回っています。

調査員からひとこと ~ Oneさんの田んぼ(OSa278)はこんなところ!

 生きもの元気米8年目の田んぼです。今年もカイエビ、ニホンアマガエルやトノサマガエルがみられたほか、ヒメガムシやコガムシ、ヒメゲンゴロウなど、水生昆虫が多く確認されました。田んぼに長い間、水が張られたことでトノサマガエルのおたまじゃくしもカエルになれたようです。最近は少ないヒルの類も目立ちました。例年より畦の草刈りがおこなわれたようで、畦にイネ科草本が少なくなったことが影響したのか、毎年非常にたくさんのイナゴがみられる田んぼでしたが、今年は少ない状況でした。

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Oneさんの田んぼ(OSa278)の動物のリスト

田んぼの中の除草剤や殺虫剤の使用削減により増える生きもの
シャジクモ
ヒメゲンゴロウ、ゲンゴロウ類幼虫
コガムシ、ゴマフガムシ、ヒメガムシ
畦除草剤を使用しないことで増える生きもの
コケオトギリ、セリ、イグサ
イナゴ類
田んぼが湛水されることで増える生きもの
トノサマガエル幼生、成体
ニホンアマガエル幼生、成体
イトトンボ類
そのほか田んぼの生物多様性の点から重要な生きもの
イトミミズ類
ユスリカ幼虫
カイエビ
クモA
コモリグモ、ハエトリグモA、ハエトリグモB、クモC
餌場を田んぼに依存する鳥類、カエルなどを捕食する爬虫類
ヤマカガシ
そのほかの動物
ヒメアメンボ
ヒメタニシ
セスジビル
ヒルA
ヒルB
コミズムシ
ミズアブ類幼虫
ヒメモノアラガイ
ショウリョウバッタ
クルマバッタ類
キリギリス類
ヒシバッタ
ハサミムシ類
カメムシ類
ハムシ類
ガ類
セイヨウミツバチ
ダンゴムシ
アリA
ゴモクムシ
ゾウムシ
イネミズゾウムシ
キリウジガガンボ

 

ガムシ類幼虫 キリウジガガンボ
コガムシ幼虫 キリウジガガンボ
トノサマガエル
トノサマガエル

Oneさんの田んぼ(OSa278)の植物

植物リスト
確認種(年別)
科名 種名 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
シャジクモ シャジクモ
トクサ スギナ
サトイモ ウキクサ
オモダカ オモダカ
ラン ネジバナ
ツユクサ ツユクサ
イボクサ
イグサ ヒメコウガイゼキショウ
イグサ
クサイ
カヤツリグサ アゼナルコ
アオスゲ
コゴメガヤツリ
カヤツリグサ
テンツキ
ヒデリコ
カヤツリグサ科の一種
イネ スズメノテッポウ
メリケンカルカヤ
コバンソウ
ヒメコバンソウ
メヒシバ
ケイヌビエ
アゼガヤ
チガヤ
オオアワガエリ
ヨシ
スズメノカタビラ
オオスズメノカタビラ
ヒエガエリ
アキノエノコログサ
ベンケイソウ コモチマンネングサ
メキシコマンネングサ
キンポウゲ タガラシ
キツネノボタン
ブドウ ノブドウ
アカバナ チョウジタデ
マメ クサネム
ヤハズソウ
コメツブツメクサ
シロツメクサ
ヤハズエンドウ
ヤブツルアズキ
バラ ヘビイチゴ
カタバミ カタバミ
トウダイグサ エノキグサ
コニシキソウ
オトギリソウ コケオトギリ
アブラナ タネツケバナ
イヌガラシ
スカシタゴボウ
タデ ヤナギタデ
ボントクタデ
スイバ
アレチギシギシ
ギシギシ
ナデシコ オランダミミナグサ
ツメクサ
コハコベ
ヒユ ホソアオゲイトウ
ザクロソウ ザクロソウ
アカネ フタバムグラ
ヘクソカズラ
ムラサキ キュウリグサ
オオバコ オオバコ
アゼナ ウリクサ
アメリカアゼナ
シソ トウバナ
ヒメジソ
サギゴケ トキワハゼ
キク ヨモギ
アメリカセンダングサ
トキンソウ
タカサブロウ
ヒメジョオン
ハルジオン
オオアレチノギク
ニガナ
アキノノゲシ
ハハコグサ
ノボロギク
セイタカアワダチソウ
アキノキリンソウ
オニノゲシ
セイヨウタンポポ
ウコギ オオチドメ
セリ セリ
オヤブジラミ
50 48 38 33 39 25 21 39

Oneさんの生きもの元気米(OSa278) 農薬・肥料の情報(2023年産)

農薬の使用状況

除草剤 エンペラー(使用時期:2023年5月20日)(使用量:1kg/10a)


◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)

◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし

◎畦の除草剤不使用


*この使用量は石川県の慣行に比べて、約9割少ない量です。

肥料の使用状況

乾燥鶏糞(使用時期:2023年4月14日)(使用量:93kg/10a)
片倉ペーストSR502(使用時期:2023年5月20日)(使用量:25kg/10a)

Oneさんの生きもの元気米(OSa278)の品種・その他の情報(2023年産)

品種

コシヒカリ

田植え日

2023年5月20日

Oneさんのこの他の生きもの元気米田は下記からご覧ください

生きもの調査について

調査実施項目

1)昆虫スイーピング調査

2)底生生物調査

3)植物調査

*調査員 川原奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)

残留農薬検査結果:Oneの生きもの元気米(田んぼ:OSa278)(2022年産)

残留農薬は検出されていません。
結果の詳細はこちらからPDFでご覧いただけます。
残留農薬検出なし

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