河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米

生きもの元気米

農事組合法人Oneさんの2020年産（糸とんぼの田んぼ：OSa7475）の生きもの元気米情報

Oneさんは2020年は3枚の田んぼ（OSa7475、OSa278、OSa2792）で生きもの元気米を、1枚（OSa159）でレンコンを生産してくださいます。ここでは2015年より生きもの元気米の生産を始めた田んぼ（田んぼ：OSa7475）の情報を紹介しています。

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農家紹介　農事組合法人Oneさん
農事組合法人Oneさんは30代のメンバーが中心となり、代表・宮野一さん、副代表・宮野義隆さんご兄弟を中心に、「いい土作り」を第一に農業に取り組まれています。
詳しくはこちらのページで紹介しています。		    

田んぼ（OSa7475）の場所
生きもの元気米を作る田んぼの住所

石川県金沢市才田町戌74、75　（約2,356平方メートル）

Oneさんの生きもの元気米田んぼ（OSa7475）の様子（2020年）
08021 08022
8月2日、田んぼの様子です。

８月2日、生きもの調査の様子です。
   
   

 

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今年の田んぼスター:イトトンボ

無農薬の田んぼで雑草対策のために水を入れていることから、ここで産卵・羽化するみたいで、イトトンボが多くみられます。イトトンボの行動を静かに観察していると、つぎからつぎにイネや畦の草花についている小さな虫を捕らえます。

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調査員からひとこと ～ Oneさんの田んぼ（OSa7475）はこんなところ！

　生きもの元気米6年目をむかえました。無農薬により、除草剤を使わないことで、コナギやオモダカ、イボクサが多くみられますが、それらがあまり生えていないところでは、水草のイチョウウキゴケがみられました。水の中では、カイエビが多く確認され、ヒメタニシやマシジミが水入口に集まっていました。稲の間をアジアイトトンボが飛んでいるのが目立ちました。   予約購入はこちら
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Oneさんの田んぼ（OSa7475）の動物のリスト（2020年）

陸の生きもの（動物）
科名 種名 2015 2016 2017 2018 2019 2020
鳥類
カモ科 カルガモ ○ 〇
サギ科 ダイサギ ○
チドリ科 コチドリ 〇
タカ科 トビ ○
カラス科 ハシボソガラス ○ 〇
両生類
アマガエル科 ニホンアマガエル ○ 〇
アカガエル科 トノサマガエル ○
アオガエル科 シュレーゲルアオガエル ○
魚類
ドジョウ科 ドジョウ ○
昆虫類
トンボ目 シオカラトンボ ○ 〇 〇
アキアカネ ○
アジアイトトンボ ○
クモ目 アシナガグモのなかま ○
コガネグモのなかま ○
バッタ目 ササキリのなかま ○
イナゴのなかま ○
ショウリョウバッタ ○ ○
ハネナガイナゴ ○ 〇
カメムシ目 アカスジカスミカメ ○
トビイロウンカ ○
セジロウンカ ○ ○
ツマグロヨコバイ ○ ○
ミドリカスリヨコバイ ○
ハエ目 ガガンボのなかま 〇
ユスリカのなかま ○
ヒゲナガヤチバエ ○
ニクバエのなかま ○
ハチ目 ヒメバチのなかま ○
チョウ目 ツマグロキチョウ ○
イチモンジセセリ 〇
モンシロチョウ 〇
コウチュウ目 イネミズゾウムシ ○
イネゾウムシ 〇
ハサミムシ 〇
水の中の生きもの（動物）
科名 種名 2015 2016 2017 2018 2019
両生類
アマガエル科 ニホンアマガエル（幼生） 〇
アオガエル科 シュレーゲルアオガエル（幼生） ○
昆虫類
カメムシ目 アメンボのなかま ○ 〇
チョウ目 マダラミズメイガ（幼虫）
コウチュウ目 ゲンゴロウのなかま（幼虫） ○
コガシラミズムシ
ゴマフガムシ ○ 〇 〇
ヒメガムシ 〇
ハエ目 キリウジガガンボ（幼虫） 〇
ユスリカのなかま（幼虫） ○ 〇
二枚貝類
ドブシジミ科 ドブシジミ ○
巻貝類
タニシ科 ヒメタニシ ○ 〇
モノアラガイ科 ヒメモノアラガイ 〇
ミミズ類
イトミミズ科 イトミミズのなかま ○
〇
ヒル類
イシビル科 イシビルのなかま ○
甲殻類
カイエビ科 カイエビ ○ 〇 〇
－ カイミジンコのなかま ○

 

イトトンボ ヒメタニシ
イトトンボ ヒメタニシ
カイエビ  
カイエビ  
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Oneさんの田んぼ（OSa7475）の植物 （2020年）

植物リスト
科名 種名 2015 2016 2017 2018 2019 2020
シャジクモ シャジクモ ○ ○
トクサ スギナ ○ ○ 〇 〇 〇 〇
イノモトソウ ヒメミズワラビ ○ ○ 〇
サトイモ ウキクサ ○ ○ 〇
オモダカ オモダカ ○ ○ 〇 〇 〇 〇
ツユクサ ツユクサ ○ ○ 〇 〇 〇
イボクサ ○ 〇 〇 〇
ミズアオイ コナギ ○ ○ 〇 〇 〇 〇
イグサ イグサ ○ ○ 〇
クサイ ○
カヤツリグサ コゴメガヤツリ ○ 〇
カヤツリグサ ○
テンツキ属の一種 ○ 〇
ヒデリコ
イヌホタルイ ○
イネ スズメノテッポウ ○ ○ 〇 〇
カラスムギ ○ ○ 〇
コバンソウ 〇
ヒメコバンソウ ○ 〇
メヒシバ 〇
イヌビエ ○ ○ 〇 〇 〇
チガヤ 〇
チクゴスズメノヒエ 〇 〇
アゼガヤ 〇
オオアワガエリ ○
スズメノカタビラ ○ ○ 〇 〇
オオスズメノカタビラ ○ ○ 〇 〇
ヒエガエリ 〇
フシネキンエノコロ 〇
キンポウゲ タガラシ 〇
ブドウ ノブドウ ○ 〇
アカバナ チョウジタデ ○ 〇 〇
メマツヨイグサ 〇
マメ クサネム ○ ○ 〇 〇 〇
コメツブツメクサ ○ 〇 〇
シロツメクサ 〇 〇 〇 〇
ヤハズエンドウ ○ 〇
トウダイグサ エノキグサ ○ ○ 〇 〇 〇
オトギリソウ コケオトギリ ○ ○ 〇 〇
アブラナ タネツケバナ ○ ○ 〇
イヌガラシ ○ 〇
スカシタゴボウ ○ ○ 〇 〇 〇
タデ ヤナギタデ 〇
オオイヌタデ 〇
ボントクタデ 〇 〇
ミゾソバ ○ 〇 〇 〇
アレチギシギシ 〇
ナデシコ オランダミミナグサ ○ ○ 〇 〇
ノミノフスマ ○
ザクロソウ ザクロソウ 〇
スベリヒユ スベリヒユ 〇 〇
アカネ フタバムグラ 〇
オオバコ タチイヌノフグリ 〇
オオイヌノフグリ 〇
アゼナ アメリカアゼナ ○ 〇
アゼナ 〇
シソ トウバナ 〇
サギゴケ トキワハゼ ○
キク ヨモギ 〇 〇 〇
アメリカセンダングサ ○ ○ 〇 〇 〇 〇
トキンソウ ○ ○ 〇 〇
タカサブロウ 〇 〇
ヒメジョオン 〇
オオアレチノギク ○ ○ 〇 〇
ニガナ ○
アキノノゲシ ○ ○ 〇
ハハコグサ ○ 〇
ノボロギク ○
セイタカアワダチソウ ○ ○ 〇 〇 〇
アキノキリンソウ 〇
オニノゲシ ○ 〇 〇 〇
セイヨウタンポポ 〇 〇 〇 〇
オニタビラコ 〇
セリ セリ 〇
ウキゴケ イチョウウキゴケ ○ 〇
36 34 35 32 21 28

 

イチョウウキゴケ オモダカ
イチョウウキゴケ オモダカ
   
   
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Oneさんの生きもの元気米（OSa7475）　農薬・肥料の情報（2020年産）
農薬の使用状況

農薬不使用

・・・農薬は一切使用していません。

◎ネオニコチノイド系農薬不使用（苗にも使っていません）

◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし

◎畦の除草剤不使用

肥料の使用状況

アミノ有機（使用時期：2020年4月29日）（使用量：168kg/10a）

BB肥料コシ一発24％（使用時期：2020年4月29日）（使用量：16kg/10a）


Oneさんの生きもの元気米（OSa7475）の品種・その他の情報（2020年産）
品種

コシヒカリ

田植え日

2020年5月15日

Oneさんのこの他の生きもの元気米田は下記からご覧ください

 

 

 

 

生きもの調査について（2020年）

調査実施項目

1）昆虫スイーピング調査

2）底生生物調査

3）植物調査

＊調査員　川原奈苗（NPO法人河北潟湖沼研究所）

 

 

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