河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
このページでは、農事組合法人Oneさんの2014年産生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。
こちらのページで紹介しています。
石川県金沢市才田町戌159
Oneさんの田んぼ | 2014年7月31日、スイーピング調査 |
2014年7月31日のOneさんの田んぼ | 2014年9月7日のOneさんの田んぼ |
2014年、Oneさんが生きもの元気米を作っている田んぼには12種類の水生生物がすんでいました。 確認した水生生物の半数近くがイトミミズの仲間で、ユスリカの仲間も比較的多くすんでいました。Oneさんの土づくりへのこだわりと大きく関係しているように思われます。調査中には排水溝から覗くミシシッピアカミミガメが見つかりました。
Oneさんの田んぼは、河北潟から一番近い場所にあり、時折田んぼの上をチュウヒが飛翔します。4月頃は渡りの移動中のユリカモメの群れが飛来し、餌を食べる姿がみられます。
ユリカモメ | チュウヒ |
ニホンアマガエル | ヒメタニシ |
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。
鳥類 | ユリカモメ |
チュウヒ | |
両生類 | ニホンアマガエル |
爬虫類 | ミシシッピアカミミガメ |
昆虫 | |
科名 | 種名 |
バッタ科 | ショウリョウバッタ |
イナゴ科 | ハネガガイナゴ |
ヒシウンカ科 | ヒシウンカ |
ウンカ科 | セジロウンカ |
ヨコバイ科 | ヨツテンヨコバイ |
ツマグロヨコバイ | |
グンバイムシ科 | アワダチソウグンバイ |
ナガカメムシ科 | ヒメナガカメムシ |
コバネヒョウタンナガカメムシ | |
オサムシ科 | ホソヒョウタンゴミムシ |
テントウムシ科 | クロスジヒメテントウ |
イネゾウムシ科 | イネミズゾウムシ |
ヒメバチ科 | アメバチ亜科の一種 |
コマユバチ科 | コウラコマユバチ亜科の一種 |
カ科 | カ科の一種 |
ユスリカ科 | ユスリカ科の複数種 |
ハナアブ科 | ホソヒラタアブ |
ヤチバエ科 | ヒゲナガヤチバエ |
アシナガバエ科 | アシナガバエ科の一種 |
アシナガグモ科 | アシナガグモ |
ウロコアシナガグモ | |
コガネグモ科 | ナカムラオニグモ |
ヒメグモ科 | ヒメグモ科の一種 |
ナガズジムカデ科 | ナガズジムカデ科の一種 |
種数 | 24 |
水生生物 | |
巻貝の仲間 | ヒメタニシ |
サカマキガイ | |
二枚貝の仲間 | ドブシジミ |
ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
セスジビル | |
昆虫の仲間 | フタバカゲロウ |
チビミズムシ | |
ガガンボの仲間 | |
ミズアブの仲間 | |
ユスリカの仲間 | |
ゴマフガムシ | |
種数 | 12 |
科名 | 種名 |
トクサ科 | スギナ |
ナデシコ科 | オランダミミナグサ |
ノミノフスマ | |
アブラナ科 | タネツケバナ |
スカシタゴボウ | |
マメ科 | クサネム |
コメツブウマゴヤシ | |
シロツメクサ | |
ヤハズエンドウ | |
トウダイグサ科 | エノキグサ |
アカバナ科 | チョウジタデ |
ゴマノハグサ科 | アゼナ |
トキワハゼ | |
イネ科 | スズメノテッポウ |
ヒメコバンソウ | |
イヌビエ | |
アゼガヤ | |
スズメノカタビラ | |
ウキクサ科 | ウキクサ |
カヤツリグサ科 | チャガヤツリ |
カヤツリグサ | |
キク科 | アメリカセンダングサ |
トキンソウ | |
オオアレチノギク | |
ハハコグサ | |
ノボロギク | |
オオスズメノカタビラ | |
イボクサ | |
種数 | 28種 |
農薬不使用
かんとりースーパー河北潟(使用時期:2013.11.1)(使用量:700kg/10a)
里山ぼかし(使用時期:2014年5月2日)(使用量:240kg/10a)
里山ぼかし(使用時期2014年7月14日)(使用量:20kg/10a)
*農薬、化学肥料は使っていません。
コシヒカリ
NPO法人河北潟湖沼研究所(石川県河北郡津幡町字北中条ナ9-9)