昨年まで河北潟の南の田んぼ（OSa159）でつくられていた「生きもの元気レンコン」ですが、生産者さんの都合により、今年から田んぼが変わることになりました。これまでの田んぼでも無農薬レンコンは継続してつくられていますが、そこで収穫されたレンコンは加工用にされるとのことです。

農家紹介　農事組合法人Oneさん 　

新しい田んぼの場所は、河北潟干拓地にあります。レンコンは河北潟干拓地の中で特殊畑として、ひとつのエリアに集められました。河北潟干拓地の中でも泥深い場所が選ばれたそうです。農事組合法人Oneさんはこの場所で以前よりレンコンを栽培してこられました。Oneさんの蓮田はぜんぶで7枚あります。もともと河北潟の湖底だった河北潟干拓地。蓮田の環境は、河北潟に生息する野生生物にとって貴重な環境となったようです。春秋の渡りの時期には、シギ・チドリ類が飛来し、水鳥のバンの繁殖場所となっているほか、イトトンボが数多く生息しています.

この田んぼは農人組合法人Oneさんが作っています。こちらのページで紹介しています。

田んぼ（OKo7）の場所

生きもの元気レンコンを作る田んぼの住所

石川県金沢市湖南町 (5,000㎡/圃場ｘ6枚)

Oneさんの生きもの元気レンコン田んぼ（OKo7）の様子（2019年）

7月17日の様子です。

調査員からひとこと ～ Oneさんの田んぼ（OKo7）はこんなところ！

畦に除草剤が使用されておらず、適度に草刈りされていることから、色々な野草がみられます。イトトンボが非常にたくさんみられ、数の多さに驚きました。たくさんいるイトトンボが蓮田の縁の草地のあちこちで餌をとっています。広い平原に蓮田が拡がり、大きな葉が風に揺れてゆったりとした景色を生み出しています。夏の炎天下には、大きな葉が日陰をつくり、小さな生きものたちの憩いの場になっているようです。

Oneさんの田んぼ（OKo7）の動物のリスト（2019年）

陸の生きもの（動物）

科名	種名
鳥類
タカ科	トビ
カモ科	カルガモ
昆虫類
トンボ目	シオカラトンボ
	セスジイトトンボ
チョウ目	モンシロチョウ

セスジイトトンボ

Oneさんの田んぼ（OKo7）の植物

植物リスト

科名	種名
イグサ	イグサ
イネ	イヌビエ
キンポウゲ	キツネノボタン
マメ	クサネム
	シロツメクサ
アブラナ	スカシタゴボウ
オオバコ	オオバコ
キク	ヨモギ
	アメリカセンダングサ
	ヒメジョオン
	オオアレチノギク
	セイタカアワダチソウ

 

キツネノボタン

Oneさんの生きもの元気レンコン（OKo7）農薬・肥料の情報（2019年産）

農薬の使用状況

農薬不使用

・・・農薬は一切使用していません。

肥料の使用状況

里山ぼかし　(使用時期：2019年3月18日）（使用量：2000kg)

アミノ有機CM　(使用時期：2019年3月15日・18日）（使用量：1500kg)

パームやし灰　(使用時期：2019年3月26日・27日）( 使用量：300kg)

ポーマンG (使用時期：2019年3月20日・27日）( 使用量：400kg)

サンドカル　 (使用時期：2019年3月25日・27日）( 使用量：300kg)

ファーミングエナジー　 (使用時期：2019年3月25日・27日）( 使用量：225kg)

生きもの調査について（2019年）

調査実施項目

1）昆虫スイーピング調査

2）底生生物調査

3）植物調査

＊調査員　川原奈苗（NPO法人河北潟湖沼研究所）

Oneさんのこの他の生きもの元気米田は下記からご覧ください