河北潟の生きもの
河北潟の仲間たち
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第2回 アズマヒキガエル(通信かほくがたvol.12-2(2006年11月発行)掲載記事) 河北潟干拓地には、ニホンアマガエル、アズマヒキガエル、ニホンアカガエル、トノサマガエル、ウシガエル、シュレーゲルアオガエルの 6 種類のカエルが棲んでいます。今回はガマとも呼ばれる、愛嬌のあるカエル、アズマヒキガエルをご紹介します。>>続きはこちら |
第6話 エサキアメンボ
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第13話 ハッタミミズ
ハッタミミズは、伸びると1mにもなり、日本で一番長いミミズといわれています。河北潟の八田地区から名前がついた生物です。胃が数珠のようにつながっているので、ハッタジュズイミミズとも言います。現在、石川県の河北 潟地域と滋賀県でしか見つかっていません。>>続きはこちら |
第14回 モクズガニ
上流から河口まで何処にでもいるのに、あまリ知られていない地昧な力二、でも実は親戚は超有名で本当はとてもおいしい力二、モクズガ二はそんな力二です。>>続きはこちら |
第19話 アブラコウモリ
夏の夕暮れ時、どこからともなく河北潟に押し寄せる黒い影。縦横無尽に飛び回り、障害物をうまく交わして目の前をすり抜けていく。その正体はアブラコウモリです。 |
第20話 カ、ユスリカ
蚊については知らない人はいないと思いますが、ユスリカとカの違いについては、よくわからない方も多いでしょう。どちらもハエ目に属するカの仲間で、姿はよく似ています。しかしカは人を刺して吸血しますが、ユスリカは刺しません。そして蚊柱をつくるのは、カではなくユスリカです。>>続きはこちら |
第22回 ハクチョウ
ヒント:木枯らしの吹く頃「そろそろやってくるかな」「この間飛んでいくのをみたよ」という話を耳にします。やがて、「あそこの田んぼに降りていたよ」「私も見たよ」というようなニュースが飛び込んできます。 農道に普段とは違う車が止まって、なにかを見ています。それはなんでしょう。>>続きはこちら |
第24話 アメリカザリガニ
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第25話 オオマリコケムシ
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第26話 クロベンケイガニ
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第29回 ノトマイマイ
森の中で落ち葉をかき分けていたり、川の土手で草むらをあさっている時に「何をしているのですか」と時々声をかけられます。貝を探しているのですよ」と応えると、たいていの人はいぶかしげな目でこちらをみます。陸にも貝がいるというのは、多くの人には不思議なことのようです。>>続きはこちら |
第30回 セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウは、秋の河北潟でいちばん目立つ植物です。見事な黄色い花が一面に拡がる様子を、わざわざ写真撮影に来る人もいます。すっかり日本の秋になじんでいるこの植物ですが、実は北アメリカ産の外来植物です。日本国内へは明治時代の末期に入ったようです。>>続きはこちら |
第33話 チクゴスズメノヒエ
チクゴスズメノとエというきわめて日本的な名前を持つ北米原産のこの植物は、田んぼや水路に蔓延るため、やっかいな外来植物ということになっています。河北潟では最近定着した新しい"仲間"です。>>続きはこちら |
第39話 アシナガバチ
ハチというとまず刺すということが思い浮かびます。人も動物もハチは刺すと思っていてハチを嫌います。そこで、ハチの姿を真似することで、食われないようにしている虫もいます。>>続きはこちら |
第43話 テントウムシ
背中の星の数で名前が決まる虫、テントウムシ。フタホシテントウ、ヨツポシテントウ、ナナホシテントウ、トホシテントウ、ジュウサンホシテントウ、シロジュウシホシテントウ、ニジュウヤホシテントウ、名前をみるだけでも面白いですね。親しみやすい形や色で、絵にも描きやすく、背中の星の数をみれば種類が分かり、名前もすぐに覚えられるので子供たちにも人気です。>>続きはこちら |
第45話 コツブムシ
皆さんはダンゴムシという小さな虫をご存じでしょうか。虫と言っても昆虫ではなく節足動物の等脚類(ワラジムシ目)というグループに属しています。一番よく知られているのが、オカダンゴムシという種類で、庭の植 木鉢の下や溜まった落ち葉の中などから見つかります。>>続きはこちら |
第48話 シュレーゲルアオガエル
日本に生息するカエルでアオガエルの名前が付いているのは、沖縄を除くと2種だけです.このうちモリアオガエルは有名ですが、もう一つの種、シュレーゲルアオガエルについては、初めて名前を知った人からは、いつも「それって、日本のカエル?」といった反応が返ってきます。>>続きはこちら |
第49話 オオコオイムシ
オオコオイムシは、水生カメムシ類と呼ばれる水の中にいるカメムシの仲間です。親戚にはタガメがいます。タガメと違う点として、コオイムシの仲間は、メスがオスの背中に卵を産み付ける習性があることが挙げられます。名前〈子負虫)の由来もその習性によるものです.>>続きはこちら |
第53話 ミコアイサ
オスの羽衣が巫女の白装束のように見えるのでミコ(巫女〉アイサ(秋沙)、白地に目の回りが黒く縁取られるので、パンダガモと呼ばれる人気者です。河北潟では、少数が冬鳥として飛来します。あまりまとまっては見られませんが、ほぼいつでも見つけることができます。>>続きはこちら |
第54話 テナガエビ
名前の通り手が長い、正確には第2歩脚といいますが、さぞ不便だろうと考えてしまうくらい極端に長い鋏のついた脚を持っています。オスでは、体長の1.8倍にもなるそうです。下流域から汽水域に生息しています。>>続きはこちら |
第55話 サヨリとサヨリヤドリムシ
サヨリ、細魚とか針魚といった漢字が当てられますが、その通りの細長い魚です。サンマとよく似た体型をしていますが、サンマよりも下顎が遥かに長く突き出していています。その特徴で他の魚と間違えることはありません。>>続きはこちら |
第56話 トノサマガエル
河北潟の周辺の水田やわずかに残っている土水路などで、いまでもトノサマガエルを見ることができます。かつてはもっと多く生息していたと思われますが、いつの間にか極端に数を減ちしてしまい、めったにお目にかかれなくなってしまった河北潟の仲間です。 |
第57話 ミズアオイ
古称はナギ、ミズナギという雅な名前の美しい草です。秋に青紫の小さめの花を咲かせます。万葉集に「醤酢に蒜搗きかてて鯛願ふわれにな見えそ水葱の羹(ひしほすにひるつきかててたひねがふわれになみえそなぎのあつもの)」と詠われています。当時、ミズアオイが普通に食されていたことがうかがえます。食用として宮廷の園圃でも栽培されていたとのことです。 |
第61話 ハネナガイナゴ
バッタの仲間のうち田んぼに棲んで稲を食べるものを「稲子」イナゴといいます。石川県ではコパネイナゴとハネナガイナゴの2種がいます。これらが本来の意味でのイナゴになりますが、実際にはイナゴと名前がついていながら、クズ群落などにみられるツチイナゴなど、稲をあまり食べない種もいます。
夏から秋にかけて、河北潟周辺の田んぼにはたくさんのイナゴが発生します。石川県では普通はコパネイナゴのみがみられますが、河北潟の周りには、なぜか他の地域にはほとんどみられないハネナガイナゴが多くみられます。 |
第62話 オオヒョウタンゴミムシ
ゴミムシの仲間は種類が多く、しかもよく似ていて見分けがつきにくいものも多いため、種の同定をするときにいつも苦労します。しかし、オオヒョウタンゴミムシはその大きさと特徴的な姿から、すぐに見分けがつきます。体色は多くのゴミムシと同様に単純な黒色ですが、ヒョウタンゴミムシの仲間の全般的な特徴である前胸と胴体の間にくびれがあるのと、かなり立派な鋭い大顎を持っているので、区別は容易です。また、ちょっと見た目はクワガタに似ています。他のヒョウタンゴミムシの仲間よりひときわ大きく、体長が50cmを超えるものもいます。 |
第63話 チョウゲンボウ
いつも不思議な名前だと思うのですが、由来は不明とのこと。漢字で「長元坊」 と書き、僧侶の名前であるという説や、トンボのように飛ぶ烏だから「烏ゲンザンボー」 (「ゲンザンボー」 はトンボのこと)と呼ばれたという説などが
ネット検索で出てきます。「ゲンザンボー」とは聞き慣れない言葉ですが、茨城県の方言とのことです。 |